息子はちょっと前まで、すごく絵が嫌いでした。
描くのは縮こまった淋しい絵でした。
「おりぇ、絵が下手なんだ。」
「おりぇ、バカなんだ。」
「なにさせても上手にできないんだ」
と言っていました。四歳の頃のことです。
ユルい彼。
スロースターターで、他の子がすぐさまモノにする
なんでもない事に出遅れる彼。
知恵がつくにつれ、子どもなりに
そんな自分に幻滅したのかも知れません。
「なんとかこの子を人並みに」
そんな焦りから、わたしも「怒る母」でした。
自信のない線で描かれ、豊かな色彩も使わず
そんな息子の「自画像」を、母が手を添え技術を教えて
どうにか見た目よくすることはできたはずです。
でもなんだか、それは問題の本質と違う気がしました。
子どもは歌が大好きなはずなのに、
彼は歌も歌いませんでした。
ある日、息子を水族館に連れて行きました。
その翌日に彼が保育園で描いた絵は、いつもと違い
画面いっぱいに生き生きと、ジャンプするイルカが
美しい色彩で描かれた素晴らしい絵でした。
感動し、描きたい気持ちが生まれれば、
子どもはいい絵を描くのだと思いました。
ただし・・・その時のお題は「野菜を描こう」でした。○| ̄|_
黄緑で描かれた息子の「イルカと跳ね飛ぶ水しぶき」は
「上手に描けてるわ~、キュウリが」と
他のママから言われていました。…○| ̄|_
息子は体育も苦手でした。
ある日、保育園で先生から呼び止められました。
「息子ちゃん逆上がりできてますよ、見ていきますか?」
ええ!?
母に見守られ、友達に応援されて、
彼は見事に逆上がりをしました。
ノらない子も、筋力の弱い子も、全員の子を
先生が励ましてコツを教えて、時間をかけて
逆上がりができるようにしてくれたのでした。
逆上がりが成功したときの、息子のはにかんだ笑顔!
その頃から息子はだんだん変わりました。
「逆上がりから自信がついたのかも」と先生。
好きなことが増え、好きな友達も増え
夢中でレゴを作り、図鑑を読み、
ヒマさえあれば絵を描くようになりました。
絵に勢いと美しい色彩が現れました。
正直絵のうまい下手は、親としてはどうでもいい。
「キミは良くここまで来たねえ」と思うばかりです。
愚かな母親が潰しかけたこともあったのに
キミは良く、キミの中の「自由な子ども」を芽吹かせたね。
昨日、自転車の後ろ座席で、息子は鼻歌を歌っていました。
自由に歌うことも、彼は覚えたようです。
PS:自由すぎてこの頃ははむしろそれが悩みです~
せんせぇ~(ρ_;)来春の小学校、どうしましょう~~(泣
本日の「べっくり仰天」******************************
アノ奇跡の人が「息子ちゃんにふとこれをあげたくなって、
クリスマスプレゼントです」とこんな物を送ってくれました。
大怪獣キングギドラですが
…て!Σ(`∀´;)超能力ここにきわまれり!!
かわたろうさん 、よいモノを頂きましてありがとうございます。
しかし息子と「恐竜のイラストレータになりたい。あ、大怪獣とかも描きたい。」
そのような会話をした翌日にこれが届いた驚き。
もう、おかしいって!
偶然が三回続くと統計上それ偶然ではないそうです。
かわたろうさんの奇跡、何回目でしたでしょうか。
心が読めるのが子ども限定なので、このクリスマスも
一人でホールケーキを食べていたのでしょうか??
がんばれ!ぼくらの
かわたろうさん !
おまけ:本日の「息子の作ったリース」*************
リースまで恐竜、恐竜だらけ・・・・・
好きはわかったから・・・血なまぐさいから・・・